与野の鍼灸『はり・きゅう院Y's(ワイズ)』ブログ
与野で鍼灸治療と健康美容鍼灸を行っています。素敵に人生を送るために・・・鍼灸習慣
患者様のお声
※鍼灸師コメント
この患者様はバレエをされている方で、肩、腰の違和感(コリ、痛み)で来院されました。一般の方より柔軟性や肩関節や股関節などの可動域もかなりあります。今まで何人かバレエをされている方を診てきていますが、柔軟性や関節の可動域があっても、頚肩こりや腰痛など辛い痛みを訴える方が多いです。バレエは姿勢や動きが美しく見えますが、日常ではやらない姿勢やハードなレッスンなどで身体には大きな負担がかかっています。バレエダンサーは一見身体が柔らかいイメージがあり、筋肉が伸びて関節の可動域もありますが、反面、一般の人より硬くなっている筋肉や動きもあります。硬くなった部分があると身体の動きやバランスに影響し、思いどおりに動けない、動いていないなどパフォーマンスが落ち、さらにハードなレッスンを重ねると疲労が蓄積し一層筋肉が硬くなり、伸縮する筋肉が硬く作用しないまま、パフォーマンスをあげるために無理に可動域を広げようと動かしたりすると筋肉や関節に負担が掛かり、さらなる痛みや怪我を引き起こします。また筋肉が硬く緊張し血行が悪い状態が続くと痛みや怪我の回復にも影響します。
姿勢、動きなどを診て触診みると、肩の可動域はあっても、挙げる途中で動きが鈍くなったり、肩甲骨の動きが悪かったりしていました。また肩以外にも頚など他部分の筋肉にも緊張がありました。腰はバレエで過度な動きをするため、負担がかかりやすい部分でもあります。腰の筋肉や関節だけでなく臀部や下肢の筋肉にも硬さや緊張があり、また骨盤のアンバランスがありました。ご自身は肩腰の違和感以外にも、バレエでの左右の足の開き方や手足の挙り方に差があると訴えられました。また何気なく立った姿勢では重心が偏っていました。
鍼灸治療は肩腰の痛みのある箇所や硬くなった筋肉局所に施術しました。また局所だけではなく、関連する他の硬くなった部位も施術しました。肩はどの筋肉が硬くて動きを妨げているか動かして調べ、関連する箇所や経穴にも施術しました。腰もまた、どの動きで痛みがでて、動きにくいか調べ、臀部や下肢などの関連した部位や経穴にも施術しました。腰の痛い部分だけが原因ではなく、体幹や足の筋肉が硬く伸縮しなかったり、骨盤がアンバランスになったりして、腰だけに負担が掛かり損傷して痛みを引き起こします。
施術後、起き上がって身体を動かして頂き、痛みや動きを確認し違和感が残っているところ、さらに施術しました。身体に敏感なアスリートでも自分のどこの部分に問題があるかわかりにくいです。患者様ご自身でもストレッチやボールなど使ってマッサージしていたのですが、ご本人には気づかない部分の筋肉が硬くなっていました。動きの悪い局所以外にも原因があり、その部分の硬さや緊張を取ることや骨盤のバランスを整えることによって、症状や動きが改善されたものと確信しています。
この患者様は海外のバレエ団に入団され、今は日本にはおられませんが帰国をされた際には、また当院の鍼灸治療を受けにきて頂いて、身体のメンテナンス、治療をさせて頂ければと思います。今後のご活躍をお祈りいたします。
※当院は予約制です。ご予約は【Tel.048-825-1230】
当日の受付もお受けします。宜しくお願いします。
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◆新型コロナウイルス感染予防の対策として
当院では引き続き以下の方針で行っております。
・当院では常時、施術後毎に施術者の手洗い・手指消毒、ベッドのアルコール消毒、使い捨てフェイスペーパーの交換、院内換気など清潔を保つよう心がけております。
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